子育てママのお仕事探しアラカルト

現代保育所事情

保育所落ちた。日本死ね!」上半期流行語大賞をとってもおかしくないこのフレーズは、東京に住む母親の心の声。でもこれは東京に限ったことではありません。出典はどこか忘れましたが、地方都市でも保育所不足は大変深刻です。地域限定保育士(通称)の施行都市はまさに保育所・保育士不足が深刻なところです。

ここ大阪も例に漏れず、地域限定保育士施行都市。大阪市内はもちろん、北摂保育所不足は東京に匹敵するのでは???と思ったりします。

ここ南大阪はイメージでいくとそこまで深刻ではないようですが、いや、大阪府がまとめた待機児童数によると、大阪狭山市は深刻です。

(詳細は、大阪府/保育所等入所待機児童等の状況についてを参照下さい。)

もちろん、待機児童の算出の仕方自体に問題があるとの指摘は最もで、この表で待機児童0である自治体も、すべての世帯が望むような保育サービスを享受をしているかどうかは甚だ疑問です。

 

保育所がないなら・・・

今回、この話題を持ち出したのは、何もここで改めて保育士増設!!と訴えるわけでなく、「保育所がないならないなりの方法を考えませんか?」という提案をしたいからです。

もちろん、フルタイム・育休復帰に保育所はマストで、その対象の世帯に対してこの提案はむしろ気分を逆なでするものだとお察しいたします。

いえ、この提案は、社会復帰したいのに「預け先がね・・・」と、諦めている方々に向けての提案です。この提案のココロは・・非難を承知で、非難を恐れずお伝えすると

「預け先がないことで、社会とのつながりをもたないことを正当化していませんか??」という警告です。

 

確かに、希望する世帯が100%希望する預け先に子供を預けられる社会が本来あるべき社会です。その意味では、少々突飛な感はあれど

「保育園義務教育化」(古市憲寿・著  小学館・出版)

というのもある意味賛同できます。

本来あるべき社会を訴え続けるのももちろん大事なことですが、今現在それがないのであれば、今ある資源で工夫していく、といのも論理的に無理はないはずです。

 

まずその工夫の一つとして、認可外・一時保育へ預けることは簡単な工夫です。もちろん、金額的には負担になるかもしれませんが、何をするにも初期投資は必要です!

ただ、大丈夫です。参考程度にお伝えすると、大阪市内激戦区でも小学校に入るまでずっと認可外だったママはほんとに希(認可外をあえて選んでいる場合は除きますが)。いつか認可の希望園に入れるはずなんです。

 

そして、幼稚園。

 かく言う私、個人的な話で恐縮ですが、公立幼稚園(通常14時まで保育・水曜はなんと11時半!!)に二人預けた幼稚園ママでした。その間既に自宅での小論文添削と、塾講師のダブルワークをしておりました。その頃はこんな社会に対しての挑戦的な気持ちや将来のキャリア構築なんて大義は全くなく、単純に、「子育て以外に何かしたい!」という衝動がかなり大きかったと記憶しています。

 

自分のことを庇護するわけではありませんが、今振り返ると、やはりその衝動が、子供を預けられないなりの工夫を見つけ出した要因になっていったんだと思います。

 

子育て中のお仕事アラカルト

今の時代は、自宅での仕事、いろいろあります。

一昔前のいわゆる内職のイメージだけでなく、PCがあればなんなとできるものもたくさんあります。この時代を象徴するクラウドソーシング。賛否両論ありますが、この仕事探しの方法はママさんたちの最初の第一歩を後押しするものだと信じています。

その仕組みは下記サイトに詳しく載っていますのでよろしければご参照ください。

crowdworks.jp

いろんなサイトがあふれています。紹介しておきながら恐縮ですが、そのサイトの 善し悪しはあくまで個人の責任のもとでのご判断をお願いします。仕事の受注も然りです。

これだけでなく、今、仕事をしようと思えば、さまざまな方法があります。そして、東京ほどではありませんが、子供同伴での出勤可の事業所も探せば辿り着きます。また、事情を了承していただける事業所もあるでしょう。※塾講師の頃、定期的に行われる会議に2人の子供同伴で参加していたのはこの私です。

また、託児所付き求人も職種によっては力強い味方です。

ハローワークでは「子育て両立求人」と呼ばれる求人があります。項目はいろいろありますが、その中で「託児所付き」という項目があります。託児所付き事業所、今は、健康飲料の会社だけではありません。多くは病院・介護施設にはなりますが、たまに一般事務の求人で託児所付き!!お宝の求人も出たりします。

一度そんな視点でハローワーク求人を見てみてください。何か感じるものもあるでしょう。ハローワーク求人は何も、ハローワークに行かなくても検索できます。

https://www.hellowork.go.jp/servicef/130020.do?action=initDisp&screenId=130020

求職登録していなくても、誰でも検索できます。

また、ご自身の「好き!」をそのまま仕事にしていく事、これも個人的に応援したいことです。大きなことをはじめるのではなく、隣近所・ママ友に、まずは自分の「好き」を紹介してみてください。そして、周りの方から「それして欲しい!」「これ欲しい!」に素直に応じてみてください。謙遜する必要は全くありませんよ!

あなたはそれが出来るんですから!!

そこから、いろんなチャンスにきっとつながります。

そしてなによりあなた自身が「何か人のためにする喜び」を覚えることにつながります。この「快感」がその次の「快感」を連れてきます。

 

皆さん既にお察しだと思いますが、

要は、「仕事したい!!」とどれだけ切に思っているか、その度合いによってあなたのアンテナは研ぎ澄まされていきます。育休中やフルタイムではなく、仕事したいな・・・の気持ちの人が、一方で、「保育所ないのに、仕事なんてできへんやん!」と叫んでいるのなら、アンテナの感度を高めましょう・・・

そう、要は貴方の行動力!!

ママの行動力はすごい!私のモチベーションもそこにあるんです。

 

 

人生の正午〜煌めく40代と諦め40代の分かれ道〜

こんにちは。

南大阪のママキャリコン、森直子です。

女性が一人の社会人としての「ライフキャリア」を創造していくことを応援します。f:id:naotee-0317:20160702005115j:image

 

大人の人生、キーポイントは40歳!

 

有名な心理学者ユングは、ライフステージを太陽の動きにたとえ40歳は「人生の正午」と読んでいます。またユングを始め、複数の発達心理学者たちは40代「中年期」こそ人生の最大の危機・転換期だとも言っています。詳細は専門書に任せるとして、私なりの解釈として、40歳は人生80年の折り返し地点、これから終焉に向けてどう人生を歩んでいくのか、人生の前半を振り返りながら考える地点と捉えています。

 

人生の正午において課題になる点を端的に記されものを拝借します。

 

★若い時代を振り返って再評価すること
★それまでの人生で不満が残る部分を修正すること

★新しい可能性を試してみること
★人生の午後に入るにあたって、生じてきた問題を見つめること

出典:http://www.j-phyco.com/category1/entry71.html

 

人生の転換期は、同時に価値観の転換を認識する時期、今までの価値観と現実のズレを修正していく時期だとも言えるでしょう。

 

課題をクリア出来る?できない?

上記ユングの課題と同時に、心理学者のレビンソンも中年期について「中年の危機」と称し、何点かの課題点を提示しています。その一点

★女性は可愛らしさに自立心を統合すること

があります。元来女性には可愛らしさが備わっているとも捉えられる点は、見方を変えると様々な語弊があるのですが、そこはあえて触れず、ここで着目したいのは40代・中年期には自立心を統合すべし、という点です。そして、レビンソンはこれらの課題をクリア出来る人は積極的、創造的に生きられるが、クリアできない人は停滞・あるいは衰退する・・・とも述べています。

 

さて、「自立心」とは何か。所々定義はありますが、私が思う自立心とは「妻・母・嫁・娘」といった家庭組織の中での役割以外に職業でなくてもいい、社会人として何かをしていきたい、という「意思」を持つことだと思っています。例えば、自分の子供の将来を思う「母」の役割だけでなく、地域社会や子ども全体の将来を思う「先代の一人」として意思を持つこと。目に見える立場や行動が伴わなくとも、意思を持つでもことがレビンソンが呈する課題をクリアする第一歩、そう私は思っています。

 

煌く40代?諦め40代?

ここで面白い一冊を紹介します。

『煌くミドルと諦めミドル』

橘田佳音利・著  長崎出版・発行

http://www.frajouterie.com/kiramekumiddle_akiramemiddle.html

この本は、ミドルエイジの女性の再就職支援を長年されている著書が再就職に当たって特化した一冊ですので、全てミドルエイジの女性に参考になるわけではないのですが、ただ、「煌き」と「諦め」の2つにはやはりはっきりと分岐点があるな、と再認識できる内容です。

このタイトルをヒントに、煌き40代と諦め40代の大きな分岐点を考えると、

「人生の正午」「中年の危機」で挙げられている課題がシンクロします。

 

40代・・・みなさんはどんなイメージを持ちますか?

ナイスミドル?マダム?キャリアウーマン?美魔女?それとも・・・おばさん?

それぞれの背景・今の環境、もちろん現在の年齢様々異なりますから、そのイメージが異なるのも当然です。もし、少しでもマイナスなイメージを持ってらっしゃるなら、それはもしかすると、人生の正午・中年の危機に対する準備の違いかもしれませんね。

 

さて、煌く40代にむけて、どうする?

人生の折り返し地点、40歳を含む40代、ではどうしまでょうか?

まずは、今までの人生の棚卸しです。

履歴書のような表面的経歴はもちろん、自分が何に興味を持ってきたのか、何が好きだったか、幼少期・学童期・青年期・・・そのステージごとに、写真の整理と同じような感覚で、過去の自分に会いに行ってみましょう。久々に昔の友人と語るのもいい機会です。好きだったもの・興味のあったものの方が思い出しやすいですが、できればうまくいかなかったこと・避けてきたこと・辛かったこと・断念したことなど思い出したくないことをゆっくりと表面だけでも思い出すことが大事です。この作業はなかなか一人では進めにくいかもしれません。そんなときは、第三者の存在を利用しましょう。親・兄弟・幼馴染もよし、現在のパートナーとのなにげない会話、書籍やドラマに触れる・・・など。実は、そんな第3者としてキャリアコンサルタントをお使いいただくのもひとつの方法です。

この作業が進めば、現在のあなたとの違いが見えてきます。はっきり見えなくても「なんかモヤモヤ、しっくりこない・・・」この感情こそが、人生の正午・中年の危機の課題のクリア、そして煌く40代への道筋になっていくのです。

 

そして、40代を越して煌く50代60代に向けて、いつでもこの作業は人生の課題を見つめるためには有効です。

さあ、一度、過去の自分の棚卸しをゆっくりと試みてみませんか?

 

 

 

 

 

自己紹介~はじめまして。南大阪ママキャリコンの森直子です~

はじめまして。

南大阪在住で2人の子どものママでもある、キャリアコンサルタントの森直子です。

ブログ開設にあたって、皆様にご挨拶も兼ねて、自己紹介をいたします。

南大阪って?!

日本で2番目に小さい都道府県でもある大阪府。その中でもやはり場所によって地域柄があったり、昔からの地名があったりします。南大阪とは、所々定義はありますが、概して大和川から南側、政令指定都市でもある堺市を中心とした大阪の南部のことをさします。細かく言うと、南河内泉州地域に分かれます。

私が、念頭から「南大阪」と謳っているのは、大阪の中でもこの地域は概して女性の生き方・社会参加が未だなかなか進んでいないのでは???と肌感覚として思っているからです。実は私、現在は女性の就業支援、以前は地域(南河内)の子育て支援・女性の自立支援にご縁があり、地域の、そして大阪全体の「女性の意識」のようなところに直接触れ合ってきました。日本全体では「女性活躍促進」が叫ばれ、確かに女性の再就職や起業も盛んになってきました。女性の起業率で言うと、大阪は全国的にかなり高いとか。

しかし、現在お手伝いしている方で南大阪地域の方はほぼいらしゃいませんし、この施設の存在自体、南大阪在住で知ることはほぼ皆無でしょう。このことに気がついてから、私は、アクセスによって情報やチャンスに格差が生じているというところに大きな理不尽さを感じるようになりました。これが、私が「南大阪」にこだわる理由です。

 

キャリアコンサルタントって?!

みなさんは、「キャリアコンサルタント」って聞いたことありますか?私の周囲では、この名称を紹介すると、決まって

「何それ?なんかわからんけど、カタカナ仕事でかっこいい!!」

といったざっくりした印象が返ってきます。

(カッコイイか・・・ま、ありがとうございます・・・)

ただ、この程度の周知では、この職業も何の意味もありません。

来年からは国家資格として、しかるべき段階を踏まないとこの名称は使えません。つまり、それだけ重要な任務を国は期待しているのです。

では、何をする職業か?

正式な定義は堅苦しいので置いておきますが、

私を皆さんに紹介するならば、

「それぞれの人が自分の人生・生活をより充実したものにするためのコンシェルジュ(御用聞き)・ファシリテーター(伴走者)・そしてチアリーダー(応援団)」

ということです。

例えば、

「なんか、今の生活充実してないな・・・」

「これからのこと真剣に考えたいな・・・」

「やってみたいけど、自信がない。どうやって始めればいいの・・・」

「具体的な悩み・心配事があるけど、誰に相談すればいいの・・・」

といった時にお使いいただくプロフェッショナルです。

時に情報提供・時にカウンセリング・時にコーディネート、また複数の人や環境に対してセミナー開催など、その手法はその時その時によって効果的なものを使います。

特に、女性そして仕事をしているわけではないからと、主婦の方は、キャリアコンサルタントなんて、縁もゆかりもないものだと思っていませんか?

いいえ、それは間違いです。

私達が扱う「キャリア」とは何も職業人生だけではありませんし、対象は職業人だけではありません。人生全体を、「ライフキャリア」ととらえ、子供も高齢者も含めすべての人がキャリアコンサルタンティングの対象になるのです。キャリアコンサルティング憲章にも、それは明記されています。

ですので、女性の皆さん、そして特に私は、現在家事に従事している女性やママにこのキャリアコンサルタントを活用していただきたいのです。

 

南大阪のキャリアコンサルタントって?!

前置きが長くなりましたが・・・

自身も南大阪在住のママである私は、同じような南大阪中心に、女性・特にママさんのキャリア、つまりご自身の人生をより充実させたい時に、何かお手伝いができたら・・・と思っています。

現在私が検索する限りでは「南大阪キャリアコンサルタント」の検索ワードで、

人材紹介・求人サイト以外に、ヒットするものはありません。

このさみしい、心もとない環境を少しでも良くしていけたら・・・

この小さな野望から、「南大阪ママキャリコン」と名乗っていきたいと思っているのです。

 

このブログで発信したいこと

では、このブログで何をしていきたいのか?

HPではなく、ポータルサイトでもなく、ブログという形態を選択したのは、

職業柄、大阪府内または近隣で、ママたちにいいな・・・と思うイベント・講座の情報提供は可能ですし、日々のニュースやでできごとで思うところを書き綴り、誰かがどこかで「ん??面白そう!」「ん??自分に似てる??」「ん??なんか気になる」どんな感想でもいいのですが、ひとまず自分の周りで起こっている事象以外のことに関心を持ってもらえたら、と思っています。

関心を持つこと・目を向けることが何かに向かう最初の第一歩です。

 

私自身、実は専業主婦の時代もありました。生活圏が車で10分範囲が10年以上続きました。今から思うと、その頃、子育ての充実感は確かにありましたが、自分の人生を振り返ると、常に悶々としていました。そこから飛び出すのにはそれはそれは大きなエネルギーが必要でしたが、それを経て、現在、私は自分の人生胸張って充実していると言えます。その悶々とした時期や大きなエネルギーなどの話も折を見て記していこうと思っていますが、そうした経験があってこそ、私は、できるだけ多くのママたちに「臆せず自分の人生を築いていってほしい」と思っています。

起業思考、再就職・転職希望、もちろん就業中、主婦・・・その立場は全く限定していません。

より多くのママにこのブログを通じて出会えますように・・・

 

長くなりましたが、開設にあたって、ご挨拶させていただきました。